寒い日が続くと、外に出るのも億劫ですよね。
エクササイズ行うのも暖かい家の中やスタジオ、ジムでばかりになっていませんか?
それ、実は少し勿体ないことをしているかもしれません。
冬だからこそ、外でエクササイズ!
なぜならば、寒い冬に外でエクササイズを行うと嬉しい3つの効果があるのです。
今回は、その嬉しい3つの効果と注意する点を紹介します。
カロリーの燃焼がアップ
ダイエット目的に何らかのエクササイズを行っている人は多いと思います。
そんな方は、是非、冬場は外でランニングやウォーキングなどを行う日を増やしてみましょう。
寒い中、定期的に運動するとカロリーを燃焼させる褐色脂肪組織の生産量が45%増加し、代謝が全体的に上がるとわかっています。
年末年始のイベント続きで、体重が増えてしまったという人は、明日からでも外でウォーキングを始めてみませんか?
心にもいい影響がある
身体を動かすことで、心のモヤモヤが晴れたという話はよく聞きますよね。
いくつかの研究でも、運動すると気分が改善されて、不安やストレスが軽減しうつ病予防になると発表されています。
また、最近の研究でも、野外での運動がメンタルに良い影響を与えることが報告されているのです。
2017年に行われた研究では、室内でトレッドミルを使って運動するチームと、野外での昇降運動をするチームと2チームに分けて、それぞれ運動を行いました。
結果は野外チームの方が幸福感、満足感がアップし、疲労感が減少するという結果が出たのです。
心血管疾患による死亡のリスクを減少
野外での運動は、心血管疾患による死亡リスクを減少させることも分かっています。
この減少については「ビタミンD」が大きく関わっているのです。
ビタミンDは太陽からの紫外線によって作られ、私たちは皮膚から、そのビタミンDを取り入れています。
冬はオゾン層で紫外線が吸収されてしまうため、私たちまで届く紫外線の量が少なくなり、必然的にビタミンDの量も少なくなるのです。
寒いのを理由に外に出ていないと、ただでさえ少ない紫外線を体内に取り入れることができません。
ビタミンDは、私たちの骨に大きく影響を与えている栄養素です。
ですので、ビタミンDが不足すると、骨の形成や強化、成長に影響が出るのは勿論のこと、骨粗しょう症や転倒のリスクが高くなります。
他にもビタミンDは、健康的な免疫機能をサポート、癌や心臓病、糖尿病の予防にも一役買っており、不足するとこういった面にも影響が出ることだ分かっています。
冬の野外運動で気をつけること
冬場に外で運動するのは良いことが沢山あります。
しかし、いくつか注意しておかないといけないことがあるのです。
体調を崩したり、最悪の場合、心臓発作を起こしてしまう可能性もあります
心臓に注意
心疾患の既往歴または心疾患の危険因子(高血圧、高コレステロール血症、早発性心疾患の家族歴、糖尿病、喫煙、肥満、座りがちな生活習慣、または栄養不足など)が2つ以上ある場合は、いきなり外で運動を行うのは危険です。
心臓発作の原因になる可能性もあります。
座りがちで心疾患のリスクがある場合は、運動する前に必ず医師に相談し、冬の間は外で運動する前に室内で定期的に運動を開始するようにしてください。
水分は必ず取る!
冬の運動は夏ほど汗をかいていないように感じます。
また、夏場と違い、喉の渇きも酷くないでしょう。
しかし、あなたが思っている以上に多くの水分を身体から失っています。
「冬だから大丈夫」と油断していると危険です。
脱水症状を防ぐために小まめに水分補給をしましょう
紫外線対策を
夏と違い、冬は日差しも力強くなく、ついつい日焼け止めを塗り忘れてしまう人も多いのではないでしょうか。
春や夏より少ないとは言えども、冬も紫外線は出ています。
お肌のためにも、しっかり日焼け止め対策を行いましょう。
ただし、先に述べた通り、紫外線はビタミンDを生産します。
日焼け止めを塗ることで、紫外線を浴びても日焼けをしない代わりに、ビタミンDもを取り入れることも出来なくなってしまうのです。
ですので、身体の一部、例えば手の甲などだけ日焼け止めを塗らずに運動をして、紫外線が作ってくれたビタミンDを取り入れるようにしましょう。
日焼け止めを塗らない場所を毎回変えていけば、変に日焼けすることもありません。
服は重ね着して体温を調整
最後に1つ、冬のエクササイズで気をつけることは服装です。
運動しているとだんだんと熱くなってきます。
そのまま汗をかいたまま、運動を続けてるのは危険です。
運動中は身体も温まって問題はないかもしれませんが、クールダウンや家へ帰るころには、汗をかいた分、すっかり身体が冷えてしまうでしょう。
そうなると、風邪の原因にもなりかねません。
冬の運動は、体温調整ができるように、重ね着で行うことが大切です。
せっかくエクササイズに励んでも、それが原因で体調を崩してしまっては元の子もありません。
寒さで落ち気味の気分をあげよう!
冬場は寒いのは勿論ですが、日が暮れるのも早く、気持ちが落ち込みやすい季節でもあります。
そんな時は、思いっきり外で身体を動かして、鬱々していた気持ちを晴らしてみませんか?
家の中で考え込んでいるより、気分転換になり、新しい考えも湧いてくるかもしれません。
春が来る頃には、心も身体もすっきりしてること間違いなしです。
